いちいち取り上げるのもめんどくさいが

イシハラの定例記者会見での一幕。
 
菅総理が、かつて、日の丸君が代を拝むという強制行為(イシハラの押しつけ)に、異を唱えたことを取り上げて、天皇制をどう考えているのか、という議論にまで発展させて、自説を開陳した。
 
菅総理の過去の言動で、自分に都合のいいところだけを取り上げて、論理的に(噴飯もの!)攻撃したつもりだろうが、天皇制も、きちんとした国民的合意を得るときが近づきつつあることを、この幼稚な独裁者は、気がついていないのか。
 
当然、存続すべいものという、高い視点からの、見下ろすような態度に終始する人間には(戦前に近い天皇制を擁護する人物に多い)、天皇制の現代における意義を議論することは出来ないだろうし、国粋主義者は、創作された神話に暮らしてるので、議論にならないだろう。
 
私に言わせれば、お前のような民主主義を否定する、選民思想国粋主義者を、きちんと整理していなかったことが、あの戦争のいまに続く、最大の功罪の1つなのだと。
 
私の叔父など、親族の多くがあの大戦で虫けらのように殺されたが、多くの国民の犠牲は、国体の護持(微妙な表現であるが)のためであったはずはないし、それに異議を唱える者がいて、思想的に、政治的に利用しようとする者がいる現状を考えれば、国民投票で、黒白をつける時が来ていると考える。
 
天皇制とは、明治期に創出され、敗戦で、見かけ上の形を変えて存続しているが、一度たりとも、国民にその存在の意義を問うたことがない、不思議な制度であり、かつ、軍国主義者が利用したように、危険きわまりないものである。
 
天皇制云々より、都政を私し、教育格差を凄まじい勢いで拡げ、得体の知れない何とか銀行に税金をぶち込み、あげく、破綻させた責任を、なんと考えているのか。
 
何百億という都民のお金を、オリンピックを自己顕示の場に利用するためぶち込み、あげく、すべてをどぶに捨てた責任は、一体、どうするつもりなのか。
 
いや、この幼稚な裸の王様は、なんの責任も感じていないだろう、オレの金、という驚愕する思想性が、その根底にあるのだから。
 
普通の人間なら、自分の不明を恥じ、黙って、消えるという道を選ぶだろうに、この人物は、自己の幼稚な自己顕示欲と選民思想、そこから派生する、国粋主義的な論法に酔いしれて、相変わらずに無反省、無見識で、暴走を続けている。
 
マスゴミが、この幼稚な人物から面白おかしいコメントを得ようとして、ハエが汚物にたかるがごとく、記者会見と称する自己顕示の場でヨイショすから、一向に、そのトーンは落ちることがない。
 
日本のマスゴミは、本当に、程度が低い、と思う。
 
とくに、TV媒体という影響力の大きいメディアを有する企業は、自己の利益誘導のため、情報を操作し、かつ、愚民化を進行させつつ、偏向的な情報を与えて、国民の思想を操ろうと企んでいることが、見え見えである。
 
このところ、愚にもつかない芸能番組でTVが埋め尽くされて、それに登場するタレント?も、バカ、を演じてみせて、バカでもいいんだ、と錯覚させるつもりのようだ。
 
バカ、でいいはずがないのだ。
 
イシハラも、そんなマスゴミに利用されているわけであるが、この無反省な人物と、同じく無反省な企業体の癒着構造は、目に余るものがある。