Nコン 東京都コンクール本選

本日、東京都コンクール本選(中学校の部)に行ってきました。

いつものことですが、それぞれに、個性があり、楽しく聞くことができました。

合唱は、楽しまなくっちゃね、歌ってる人も、聞く人も、賞を取ることが目的じゃないんだから。

演奏が進んでいく中で、演奏の始めから、ぐっと心をつかまれたのが、狛江四中と府中四中の合同合唱団でした。

この合唱団は、課題曲のYellでは、男声がとても伸びやかで、声もハッキリ聞こえていました。

今日、出場した学校の中では、一番の男声だったと思います。

いい声でしたよ。

女声と、とても調和していて、しっかりと聞かせてくれました。

そのとき、プログラムの端に、縦3本線のマークを付けました。

それが、私の中では、最高でした。

こういう楽しみ方は、一生懸命演奏している中学生諸君には、申し訳ないとは思いますが、何かしら感動の度合いを、メモしたくなったしまうのです。

ど素人なのに、たいそうなことを書いてますが、合唱の専門的知識は皆無に等しい人間です、私。

でも、なぜだか、とくに中学生の合唱には心惹かれるものがあり、お金もかからず、行きやすいNコンには、このところ出没しています。

今日は、時間の経つのがいつもより早く感じました。

それは、取りも直さず、どの学校の演奏も素晴らしかったからです。

とくに、自由曲は、皆さん、本当素晴らしく、感動しました。

課題曲との落差が激しすぎる学校もあったりして、技術云々よりは、曲への思い入れも重要な要素なんだと、感じました。

そして、いよいよ、審査結果の発表です。

銅賞、銀賞と、演奏順に発表があり、有力校が次々と入賞していきます。

銀賞の発表が終わったところで、もう、私が印を付けた学校で残っているのは、狛江四中と府中四中だけでした。

最後に、いささか引っ張って、金賞のコールがあり、みごと、この合同合唱団が、その栄冠を手にしました。

ああよかった、なんて、いつもはどこかの学校に肩入れすることはあまりないのですが、今日は、とても嬉しい気分になりました。

関係者でもないのに、変なおやじですね。

以前、狛江四中は、Nコン関東甲信越大会に出場したときも心に残る演奏を聴かせてくれた記憶があり、それもあって、今日は、応援させてもらいました。

おめでとう、本当に素晴らしい演奏でした。


でも、ちょっと気になったことがあります。

大人数の合唱のことです。

確かに、迫力があるのですが、曲の内容を必ずしもうまく表現できていない気がしました。

あれだけの部員の心をまとめて、曲の意味を表現するには、並大抵のことではないと思います。

部員が多い学校は、そのスケールメリットもあるでしょうが、デメリットもあるのかなあ、などと感じた次第です。

金賞を取った学校は、あれ、少なくてだいじょうぶかなあ、と初めは思いましたが、演奏が始まると、そんなことは全く感じさせない、しっかりとした演奏でした。

しっかりとした演奏、とても抽象的ですね(笑)。

しかし、私立の女子校は、合唱部員が一体何人いるんでしょうか?すごい数に見えましたが。

帰り際に、会場の出入り口のところにある液晶モニターが目に入りました。

そこには、今日の予定、とあり、Nコンのコンクールがメインホールであることが示されていました。

よく見ると、その下に、同じ演奏会場内の別のホール?を、ある大学付属の中高が借り切っているようでした。

演奏のリハーサルをやるためでしょうか?

その真意は分かりませんが、これはどういうことなんでしょうかね、ちょっと気になりました。

コンクールなんですから、出来る限り同じ条件でやる方がいいと、私は考えます。

私の誤認、誤解かもしれませんね、きっと。