医師の多くは常識を欠く、か

アソウタロウさんが、医師の多くは常識を欠く、と公の場で発言し、問題になっている。

この人、常識を疑うような問題発言を繰り返してきたが、総理になっても、全く改まっていないことに、驚き、その剛胆さに、敬服してしまうのだ。

こうも堂々と、へんてこなことを連発するには、それなりの訳があることは、誰もがもう、分かっていることだ。

これ以上、キズを拡げないためにも、解散、総選挙をお勧めする。

医者をターゲットにしたのは、最近のたらい回しによる患者死亡事件が、彼の頭の中に強固な記憶として残っていたからだと思われる。

それとも、彼は、医者の怠慢でたらい回しが起こったという、確たる情報を持っているのだろうか。

もし持っているなら、そう説明すべきである。

さらに、それを拡大解釈して、医者は皆、という発言は、あまりに稚拙で感情的であって、一国の総理大臣の発言とは、信じがたいのだ。

医者に酷い目にあったことがあるのかもしれない、などと勘ぐってしまう。

医師という集団を眺めてみて、常識を欠く人の出現頻度が、取り立てて高いとは思えないのだが。

彼が、医療を心の面から改善したいと、本当に考えるなら、医学部の入試制度から着手しなくてはならないし、医学教育を、単なる暗記物に終わらせないような教育を考える必要もある。

そして、果たして、医学とは公共性が高いのかどうか、真剣に議論して、公共性が高いなら、それに見合った国の支援を考えるべきである。

そこまで考えていないだろうな、タロウちゃんは。