厚生事務次官を殺すことが世の中のためになるのか

複雑だ。

国家による年金の無駄遣い、詐欺行為が、何の追求もされず、放置され続け、挙げ句の果てが、社会保険庁の解体、というまやかしで、幕を引く腹づもりだった、官僚と自民党

そんな国民を愚弄した行政と政治の、救いようもない現実に向けて、恐ろしい反撃が始まった。

高級官僚は、警察が守ってくれて、安心だろうが、毎日を生きることがやっとという、貧困者は、もっと、生きることに切実で、切迫感があるのだ。

土地付き一戸建てに住み、退職後も、一見慎ましやかではあるが、その実、莫大な税金がらみのお金を手にしている元高級官僚達。

退職後も、行政に影響を与え続けているのだ。

テロを憎む気持ちには変わりがないが、何か大きなものの犠牲の上に成り立つ彼等の生活を見ていると、同情心も薄らぐ、というのが本音だ。

障害者自立支援法でいじめ、後期高齢者医療制度でいじめ、果てしのない困窮者いじめが続く日本。

自民党のバカ議員は、すぐに口に出す。

社会保障の原資はどうするのかと。

どうもこうもない。

国民に最大限迷惑をかけないように考えるのはお前達の仕事だろうと言いたい。

官僚と官僚制度を維持するための社会を改め、国民が、慎ましくとも、健康に暮らせる社会を目指すことが、なぜ出来ないのだ。

明治から現在までかかって作り上げた社会制度の終着点が、土建政治とは、なんたるお粗末な国家だろうか。

国民に負担を強いるなら、全ての公団を廃止しろ。

そして、税金からかすめ取った莫大な人件費、退職金、使途不明金を、一生かけて元官僚に返済させろ。

これが出来ないなら、日本の社会は、絶対に変わり得ない。

事務次官をいくら殺しても、彼等の警備が固くなり、官憲に思想弾圧の口実を与えるだけで、世の中は何も変わらない。

しかし、酷い国だ。

何も勉強しないバカ議員では、行政や官僚体制の改革は不可能だ。

議員の仕事を、国民が、地元に金を運んでくるだけでいいと考えるなら、この国は、土建政治から、今後も抜け出せず、特定の人だけが潤う不公平な社会が、果てしなく続くだろう。

国民が、どう選択するかだが、この期に及んで、まだ、自公を支持する国民がかなりいることに、驚きを隠せない。

現政権トップは、先頃更迭された自衛隊のトップと同じ程度の知力しかないだろうから(あんな程度の知識と理解力でトップになれるとは驚きであり、旧日本軍と全く変わりがない)、早々に退出願う必要がある。

早く選挙をすべし。