東大合格発表

昨日、東大の合格発表がありました。

テレビで大々的に報道されてましたね。

で、私の興味のある都立高校の結果ですが、ネット上で流れているものしかなく、とりあえず、それによれば、日比谷が去年より合格者を伸ばし、あとは、西が若干減らしたものの、都立全体としてみた場合、大きな変化はなかったように思えます。

このレベルで、都立は安定するんでしょうか?

2chでは、日比谷の大躍進、と関係者?みたいな人たちが騒いでいますが、合格者を減らした両国などの分を、合格者の増えた日比谷などに振り分けたとみると、都立全体としては、去年とそう変わらない結果かもしれません。

いわゆる超進学校でさえ、結構な変動があるようなので、今年の都立高校の結果は、常識的な範囲におさまっていると考えるべきでしょう。

以前にもこのブログで書きましたが、日比谷などの一握りの都立高校だけに東大合格者を集中させているとしか思えないのは、私だけでしょうか?

これが、都立高校改革の結果なら、あまりに悲しすぎます。見せかけだけというか、中身がないというか…。

今後も偏った学校支援によって、さらに偏った教育がなされることにより、凋落する都立高校が増えるのではないかという危機感が私にはあります。

「日比谷の復活で、頭さえ良ければ、お金をかけなくとも東大に合格できるようなった!」というネット上の意見には、本当に腹が立ちます。

塾や予備校の資料によれば、日比谷合格者の多くは塾に通い、難関校対策をした人たちで占められているはずです。

首都圏の高校受験は、滑り止めにする私立高校との兼ね合いから、何かしらの対策が必要になります。

上位校を目指す優秀な子供には、対策が必須です。

もっとも、何の対策も不要な、超優秀な子供もいますが、そんな特殊な例を持ち出しても意味がありません。

ほんと、難しい地域に住んでしまったと、子供の進路を考えるときに、思わず愚痴が出てしまいます。

いっそ、変な選択肢のない田舎に住んでいた方が、諦めもつき、あれこれ悩む必要がなく、よかったかもしれない、などと考えてしまいます。

ちょっと、愚痴っぽい話になってしまいましたね。

首都圏の受験教育は、今後も、国立と私立の中高一貫校を中心に展開していくことは、確実でしょう。

それを、今の社会を動かしている人たちの多くが望んでいるのだから。