MRI検査で、危うくパニック

MRI(核磁気共鳴を使って、生体内部を調べる←かなりいい加減な説明)検査を受けました。

ある種の刺激を与えたときの、脳内の変化を調べる、という臨床研究にボランティアとして参加したのです。

おじさんのデータが欲しいということで、二つ返事で承諾したんですが…。

耳栓、目隠しで、外部からの刺激を極力遮断する、ということで、それらを装着し、ベットの上に寝かされました。

その後、MRIの中に突っ込まれました。

とても窮屈で、手が、機械とベットの間に挟まって、身動きできません。実験機材も装着されているので、通常の検査のようには行かないようです。セッティングが上手くいってません。

さしずめ、死んで棺桶に入れられた人が、焼かれる直前に、息を吹き返した、といった状況に似ています。

全く身動きでいない上に、真っ暗で、音も聞こえないんですからね。

すると、何とも形容しがたい恐怖心が沸き起こり、いても立ってもいられなくなってしまいました。

もう1人の自分は(少し冷静なところが残っていました)、これはパニックを起こしかかっているぞ、と警告しています。

みっともないから我慢しろ、この程度なら、大丈夫だ、とも言ってきます。

でも、私は、この助言を全て退けました(笑)。そして、一旦出してもらい、ベルトをゆるめて、手を自由にしてもらい、目隠しを外してもらいました。

実験には影響のない程度に、拘束を解いてもらったので、パニックを起こさず、MRIのトンネルの中で、1時間近く(イヤもっとかも)、良い子でジッとしていました。

この検査は、閉所恐怖症の人は、駄目ですね。音も大きいし。

今回は、特別な装置を装着していたため、全く身動きできず、異常な精神状態に陥り掛かりました。

自分がプチ閉所恐怖症かも、という思いに囚われました。

子供の頃は、狭くて、暗い所に入り込むと、とても安心な気持ちになっていたんですが、どうしたんでしょうか。

私の初MRIは、後味の悪いものでした(笑)。その後、一日中、気分が悪かったのは、ストレスのせいかもしれませんね。いや、強力な磁場のせい?