見捨てられる子供たち

虐待に関する記事である。
 
繰り返し主張しているが、内縁関係、男が無職、これだけで、その家庭環境は不健全であり、そこに子供がいたら、虐待の標的になる可能性が極めて高い、と私は考えている。
 
そんな環境にいる子供には、特別な監視が必要だと、常々主張しているが、多くの場合、子供が殺されないと問題とならないし、いや、問題を一向に解決しようとしないのがこの国のやり方である。
 
以下に引用する事件も、私に言わせれば、極めて危険な家庭環境であり、関係者の相談があったらしいが、結局、見捨てられ、中学生の女の子は、命を失うこととなった。
 
子供の命が軽い国である、ニッポン、という米国領のインチキ民主主義、官僚独裁国家は。
 
引用、ここから。
 


<傷害>知的障害の少女殴り死なせる、容疑の41歳男逮捕

毎日新聞 10月25日(木)11時27分配信
 
 同居する内縁の妻の子供の女子中学生を繰り返し殴ったとして、北海道警室蘭署は25日、登別市中央町1、無職、石川哲也容疑者(41)を傷害容疑で逮捕した。中学生は約18時間後に病院で死亡。同署は司法解剖して死亡と暴行の因果関係を調べる。また中学生の体には他にも殴られたような痕があり、日常的な虐待がなかったか調べる。
 容疑は23日午後11時ごろ、自宅で中学3年の松尾みさとさん(14)の胸を十数回殴り、胸部打撲などのけがをさせたとしている。暴行後、松尾さんはいったん就寝したが、翌24日にトイレにこもり、出てこなかったことから石川容疑者が午後3時半ごろ119番。同5時過ぎ、死亡が確認された。

 捜査関係者によると、石川容疑者は「食事の後片付けで言うことをきかなかったので殴った。死ぬとは思わなかった」と供述している。松尾さんは知的障害があったという。

 石川容疑者は松尾さんの実母(42)、以前交際していた女性(33)の計3人で06年ごろから同居。松尾さんは道内の福祉施設に入所していたが、今年8月から4人で暮らし始めた。暴行時は実母ら女性2人も室内にいたという。

 道室蘭児童相談所は「関係者から家庭環境などについて相談があったが、(逮捕容疑のような)暴行、虐待の相談や通告はなかった」としている。【横尾誠司、遠藤修平】