おとといあたりからどうもだるいなあ、と感じていましたが、高熱が、どっとでました。
そして、二日ほど、高熱にうなされました。
40度近く、いや超えたいたかもしれません。
体温は一度も測りませんでしたが、分かるのです。
私、発熱に強い方なので、38~39度くらいでは、だるいなあ、ですみます。
40度を超えるとさすがに、きついです。
生物にとって、2度の違いは、とてつもなく、というか、生存に関わるほど大きいものです。
これは、今進行中の実験で、ある生物の温度耐性を研究していて、実感したことです。
ですから、38~39度あたりでは、まだ何とかなりますが、40となると、ダメ、ということと妙に符合します。
といっても、この辺の機構は、生理学的に詳細に研究されていますので、あまり適当なことを書くのはやめましょう。
発熱時期には、変な妄想が出ました。
直前に集中していたことが、頭の中を駆けめぐり、理性が打ち消しているのに、すぐに現れて、解決を迫ります。
自分では、高熱による、一時的な脳障害(ごく軽度な脳炎?)だと診断しているのに、許してくれません。
なんだか、とても疲れました。
やっと、キーを打てるようになりました。
明らかに、インフルエンザの症状ですね。
この後、しばらく、何となく気持ちが悪い、という状態がしばらく続くのが常なので、とてもいやな気持ちです。
このところ、そう10年近く、強烈なのには罹っていなかったので、そして、老いぼれてきたこともあって、こたえました。
よろよろしながら、トイレに行ったら、子供がいたので、聞くと、インフルエンザで学級閉鎖とのこと。
今回、ありがたいなあ、現代に生きていてよかった、と感じたのは、解熱鎮痛剤です。
普段は、全く飲みません。
痛みにも比較的強い方なのですが、今回は、我慢すると死ぬ、と感じて、アスピリンを飲みました。
気持ちよく効いてくれました。
これがなかったら、そして、体力がもっとなかったら、本当に死んでいたかもしれませんね。
インフルエンザは、なめると、大変なことになる病気である、という知識は持っていても、特別な対策はしませんでした。
うがいと、手洗いなら、実験上必要なので、毎日、嫌というほどやってます。
病院で、ワクチンの予防接種がありますが、今まで受けに行ったことはありませんでした。
私は、通勤に自転車を使っていて、多くの人と接触する機会が少ないので、そして、研究部門なので、患者さんと接触することもほとんどないので(あえて病棟に行く必要がない)、かなり感染の確率は少ない方だと、勝手に決め込んでいましたが、家人は、そうはいきませんね。
どこかでもらってきて、風邪を引いた!と騒いでいるものがいましたからね、つい最近。
みなさん、くれぐれもご自愛ください。
追記:
なにやら、インフルエンザの万能ワクチンが日本で開発された、と報道されていますが、私は、人体にとって有害ではないかと、懐疑的なのです。
理由は、これまでのものは、ウイルスの表面(ウイルスのプロフィールのようなもの)に対するワクチンでしたが、今度のものは、内部にある重要な物質に対するもののようです。
内部には、重要なものが詰まっているので、それを抑制するようなワクチンだったら、人体の、似た物質にも悪影響を及ぼすのではないかと、心配します。
マウスの実験は、しょせん、マウスです。
マウスは、痛みを訴えませんから。